【アーカイブ版】セイヨウ情勢 : 市民参加による外来種(セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト

- 最終更新日: 2015年12月28日
本サイトは更新を終了しました。北海道生物多様性保全活動連携支援センター(HoBiCC)が運営する新「セイヨウ情勢」をご覧ください。

参加者からのおたより(2007年)

2007年08月31日

雨竜町J.S.さん
前回メールの後の9/1に深川市内と妹背牛町の分布をチェックしました。捕獲サンプルは同封してあります。深川市内を適当な距離をとって、花が咲いている街路などで、この辺にいるだろうな、で探しました。というより、車で徐行しながら「アッ、いた」状態で、結果はご覧のとおり、市内全域でチャントいました。いすぎです。生息密度は「濃い」です。妹背牛町も街中のコスモスにいますし、小さな町ですが(雨竜よりぐっと大きい)市街地全域に生息中、ただ駅、線路沿いのオオハンゴン、オオアワダチでは1頭も確認できず、です。また深川ー妹背牛ー雨竜間の道路沿いの空地のオオハンゴン、オオアワダチにはやっぱりいません。滝川市も市街地に生息、8/25は駅横や駅裏、市街地北西額 ! だけの地図で捕獲した区域だけの調査です。ここも、この辺で、と車を止めた全地点で捕獲できました。滝川市も「濃い」でしょう。ただ7月の江部乙・丸加山の菜の花を見に行った時は1頭も確認できませんでした。晴天・無風で条件はよかったのですが数箇所で何故か居なかった。この地区では郊外より市街地の方が「確実に捕獲できる」状況です。今日、居なかった自宅周辺でしたが、ダリアで2頭捕獲しました。いいような悪いような。
雨竜町J.S.さん
何か物足りないので遠征しました。滝川や深川、妹背牛町と近隣を探してみました。一箇所に長居せず、移動しながら捕獲、マップ的に分布域を調査です。一人ですとなかなか時間もなく、全域確認でなく、虫食い確認です。居そうな所に車で流し、見つけたら捕獲です。結果はサンプルと一緒に同封します。各市町村でも郊外の自然地には、居そうでいない、道路沿い、線路沿いのオオハンゴン、オオアワダチ群落にはいない。反って市街地の家庭の庭、街路の花壇などで確認します、または市街地・住宅街の空地のオオハンゴンなどに訪花しています。雨竜町内ではオオハンゴン、オオアワダチ、ツメクサ類、タンポポ類への訪花は極々僅か、それも「ついでに寄ってみた」ような訪花形態です。

2007年08月08日

雨竜町J.S.さん
今日、夕方、深川市立図書館に行き、駐車場脇の道路に面した1軒分の空地(道路に面して住宅が並ぶ)でアメリカオニアザミが5-6株見事に咲いていたのでゆっくり運転しながら見ると、黒い物体が飛んでいる。すぐ止めてトランクから網とフィルムケースを持って(常に積んである)行くと、セイヨウがウジャウジャ。どれから捕まえていいのか。一網で2頭入るし、ケースに1頭ずつ入れていたらケースが無くなり、敗者復活戦で1頭入っているケースに2頭目をいれ、これも定量となり、3頭目を1ケース入れたが、さすがにテクニックと度胸がいった。全部で27頭捕獲。これでも、もう止めたんだよ。それもアメリカオニアザミだけ。その区画にはオオハンゴンソウが群生開花、ビロードモウズイカ、ヒメジョオン、㡍 ! ラサキツメクサが咲いているが見向きもせず、止まることもせず、ひたすらオニアザミのみ。100均で買った網は以外に丈夫でオニアザミのトゲにも負けず、逃がしてもすぐ寄ってきて、何頭いたの解らないけど「たかっていた」。ケースがなくなり僅か30分ぐらいの出来事だったがこんなにセイヨウをまとめて見たのは初めて、まるで巣箱のようだった。図書館帰りの人たちは「何だこのオッサンは、何してんだ?」のようで、後から考えたら恥ずかしかった。捕獲中は夢中。何頭捕獲かもわからんかった、です。

2007年07月07日

東川町H.S.さん
6月3日、稚内市民プール前のタンポポ群生地でオオマル80頭を数えました。セイヨウを1頭発見、捕獲。6月に入ってからは休みも少なく、中旬には河川敷のルピナスも終わり、ニセアカシアの花に来ているようでした。

2007年07月04日

雨竜町J.S.さん
セイヨウは5月末から女王はほとんど見かけず、働き蜂も少なく、捕獲なしの日が続きました。庭の花も咲きそろいルピナスやポピーもハマナスも満開なのに、なのに訪花せず、私はただ花の香りに酔いしれてひたすら網を持ってお地蔵さんでした。それでも6月25日頃から毎日数頭ずつ捕獲できました。7月1日だけは何があったのでしょう、セイヨウの集会が家の庭を会場に開催されたのでしょうか、たくさん訪花してビックリ、次の日からまた普通。雨竜の小さな町で、それも1軒と隣の家だけでこれだけ捕獲できるのですから全体ではどれだけいるのでしょうか。これからラベンダーが咲きます。ルピナスとラベンダーは他の家より数倍株数も多いですが、ガーデニングをしているわけでなく、ち 㡍 でも良く訪花するものだと感心してしまいます。でも確実に昨年より少なくなった、が実感です。フラワーソン結果ではかなり分布拡大しているようですがこれを機に輪が広がることを期待しています。

2007年06月25日

旭川市M.M.さん
以前行った「ため池」にわりと近い貯水池近辺を調査しました。いろいろな植物に会えましたが、セイヨウは一匹もいませんでした。蝦夷さんやアカマル(?)は2匹ずつ程見かけました。あれから自宅の庭でもセイヨウは1匹もみません。蝦夷さんは時々すごい羽音をたててやってきますが・・・。実際の捕獲調査が今年は忙しくてなかなかできていないのですが、昨年と比べて、あきらかに少なくなっています。(我が家の庭の)印象としては昨年よりも夏日が早くやってきて、庭のお花も昨年とスピードが違っているようなので、そんな影響もあるのかもしれませんね。昨年はセイヨウがぶんぶんたかっていたブルーベリーの花も今年はあっという間に花の時期が過ぎてしまいました。果たし㡍 ! 果実のほうはどうでしょう。

2007年06月12日

東川町M.Tさん
いない、いないと思っていたら、ついに出ました。本日、午後5時頃、奥さんが、隣の花畑のルピナスで、セイヨウのワーカーを1頭捕獲。静かにしていたのは、子育て、巣作りしていたのですね・・・。これからが忙しくなりますね。その話を聞いて、私が、午後6時前、同じ花畑のルピナスで、今度はアカマルのワーカーを1頭発見。わずか1センチほどの体に2個も花粉団子をつけて、必死でした。「がんばれ・・」と思わず声援。志比内橋上流のルピナスは、これから咲くのもありましたが、約8割が咲いていました。すごい群生ですね。

2007年05月30日

雨竜町J.S.さん
5/11 エゾがセイヨウの倍くらい訪花。今年はエゾ、アカが多い。5/15 エゾが多い。50頭以上エゾがいる。昨年はエゾが少ない。今年はエゾが多い。5/16 エゾだらけ。セイヨウ見つけるのにじゃまになる。採ってもいいなら、100頭はとれるくらい。何でこんなにエゾばっかりなの?5/21 3-4日の長雨のあとの晴れ。セイヨウいない。エゾエンゴサクもサクラも終わり。エゾ→うじゃうじゃ。効果アリ。セイヨウ1頭だけ。エゾは30-50頭かそれ以上。
旭川市M.M.さん
私は先シーズン6月頃からの観察だったので女王蜂を見たのは夏の終わり頃?だったのですが、今年は春の女王からのスタートです。網さばきが下手なので四分の一くらいの確率でしか捕獲できず、「逃がした女王蜂は大きかった(-_-;)」の連続です。昨年の6月以降は「在来種はほとんどみない」状況だった印象ですが、今年は蝦夷やアカマルちゃんにもよく会います。昨日はツツジの花に「おっ!」と思ったら、おしりは白でセイヨウなのにラインがどうも白っぽい・・・。新種??よ~く見てたら、花粉でおしりを真っ白にしちゃって一生懸命花粉をあつめている蝦夷さんでした。無心に頑張ってる姿がとってもかわいかったです。「がんばってね~」。

2007年05月28日

雨竜町J.S.さん
春から初夏の季節となりレンゲツツジ類やチューリップ、芝桜などが咲き誇っていますがセイヨウは何処へ行ったのやら。我が庭のツツジ類にも単発的な訪花です。雨竜神社はエゾエンゴサクの終わりとともにピタッと飛来せず、しかし今年の神社の終盤はセイヨウ数頭に対してエゾは50頭を超え、エゾ一杯、時々セイヨウで、エゾが邪魔くさいぐらい訪花していました。全く昨年と逆の現象です。

2007年05月14日

北見市T.Y.さん
14~16日までワッカ植生調査とセイヨウの排除活動をしてきました。市民と150頭ほどのセイヨウを排除してきました。在来種との比率は90%を超え、完全にセイヨウに置き換わっています。エゾエンゴサクは盗蜜で穴だらけ、蝦夷地はヨーロッパになってしまったかのようでした。海岸の風の強い中、セイヨウは花から花へ元気よく飛び周り、エゾオオマルは花粉団子も付けず、ヨタヨタと花から花へ徒歩で訪れている姿に胸が張り裂けそうな思いになりました。北見市内も70%以上はセイヨウに置き換わってしまっているようです。世界遺産知床からも情報はいりました。かなりの数がいるようです。

2007年05月13日

東川町M.Tさん
13日、朝、7時前でしょうか、小雨の降る寒い朝でしたが、「ブーン、ブーン」と羽音。まさかと思って見ると、塗れたツツジの葉の中で食事の真っ最中でした。可哀想でしたが取りました。8度の寒い中でもきっとお腹を空かせていたのでしょう。同情しました。

2007年05月06日

恵庭市K.I.さん
今年は「セイヨウが少ないなぁ~」そんな印象のスタートでしたが・・・5月3日、一人での活動でしたが148頭のセイヨウを捕獲しました。その内6頭が花粉ダンゴ付き。それ以外に確認した在来種はエゾオオマルが4頭、コマルが2頭、アカマルが1頭でした。「セイヨウが増えたのか?・・いやいや、ここが人気スポットで、みんなここに集まっているだけ!」私は、そう信じています。今日まで私達が捕獲したセイヨウは452頭です。

2007年04月22日

恵庭市K.I.さん
5月26日、働きバチ初確認、5月27日エゾの働きバチを初確認です。今日まで私達が捕まえた合計は673頭です。

2007年04月14日

七飯町E.K.さん
確認したハチは11頭で、うち2頭はエゾオオマルハナバチ(勿論捕りません)。2頭は働き蜂。残り7頭は女王バチ。捕獲の5頭のうち女王は4頭で、1頭には花粉団子付き。残り1頭は働き蜂でこれも大きな花粉団子を付けていました。