【アーカイブ版】セイヨウ情勢 : 市民参加による外来種(セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト

- 最終更新日: 2015年12月28日
本サイトは更新を終了しました。北海道生物多様性保全活動連携支援センター(HoBiCC)が運営する新「セイヨウ情勢」をご覧ください。

参加者からのおたより(2007年)

2007年12月03日

日高町S.H.さん
以前書いた土に潜っていったセイヨウのことですが、土曜日にちょっと暖かかったので、探してみました。ほんの、10㎝も満たないところで、セイヨウはしっかり生きていて、ちょっともぞもぞしました。雪のない大地はいま、解けたり、凍ったりをくり返しているので、地中に空洞がたくさん出来ています。表面の凍ったところをちょっとはぐると、すぐ見つかりました。こんなに浅いところで、冬を過ごすということにとにかくびっくりです。とりあえず、また土を戻しておきました。なんだかただ捕獲するにはいとおしくて。もう少し眠らせてあげようかな。なんて。いつまでに送ったらいいかしら。

2007年10月17日

恵庭市K.M.さん
7月:トマトの花にも何頭かみかけました。シロツメクサくらいセイヨウタンポポも咲いていましたが、花についているのを見かけませんでした。9月:しその花にくるとは思っていなかったので、しばらくの間見ていませんでしたが、気づいて観察すると何頭もきていました。

2007年10月14日

上士幌町S.I.さん
このハチに関心を持ったのは12~3年前で、士幌町中央中学校付近でシロツメクサの花に群れているのを見てからでした。その後、昨年上士幌町航空公園付近のオオハンゴンソウに多数のマルハナバチが群れているのをみました。おおむね、在来8:セイヨウ2ほどでした。今年は在来が少数みられたが、セイヨウは確認していません。士幌町市街地区には、10数年前には多数見られたが、今年は少ない。上士幌町では航空公団付近に昨年は多数観察されたが、今年はいない。

2007年10月09日

上富良野町Y.E.さん
本格的に捕獲にのりだしたのは、平成19年7月27日からである。きっかけは、北海道新聞7月27日朝刊に「求む、外来バチバスターズ、道が募集」をみて、即、電話をかけ、その要領を得た次第です。前々からセイヨウオオマルハナバチについては知っていて、今までは捕まえてその場で殺していたが、何かあるはずと疑問におもっていての捕獲であった。改めて捜索すると、いるはいるは、ラベンダー、コスモス、ポピー、ヒマワリ、ガクアジサイなどに団体で飛来してくることがわかった。日の出間近の日の当たる、風のないラベンダーには、群れをなして飛び交う。同時期に咲くポピー、コスモスにも、日当たりと風の当たり具合によっては、ほぼ同じ花に飛来しているように見受けられた。何回か捕獲しているうちに、ハチのいる場所は、花穂が不自然に揺れたり、羽音により区分けできるようになった。

2007年10月02日

雨竜町J.S.さん
9月分のセイヨウを本日送りました。自宅の向う3軒両隣から少し範囲を広げ、街路のコスモスを回った結果、日によってバラツキが大きく、セイヨウはその日により訪花地帯を決めているように思えます。また雨後の晴天は多く、風の日は少なく、9月中旬以降は3時過ぎにはほとんど見かけません。日没と日照時間で活動制限でもあるのでしょうか。9月24日に美瑛・色彩の丘でセイヨウを見ました。花を楽しむ前にセイヨウを探してしまう、ウーン、変な習性だ。観光客が多く捕獲は無理。9月30日、旭岳・姿見の池に行きました。紅葉どころか積雪5cm、気温-1度、曇から小雨。大雪、十勝連峰は7合目以上で積雪いっぱい。エゾリンドウも全部枯れ茎。セイヨウも凍死したでしょう。兎に角寒かった! 〡 でも山に行くとワクワクします。

2007年10月01日

旭川市S.K.さん
9/26、女王バチが、シバザクラの根元の土に潜り込もうとしていました

2007年09月27日

千歳市J.H.さん
本日もウトナイをまわって来ましたがセイヨウの姿どころか見つけたのはスズメバチのみ。(本当はカエルツボカビ病の調査のためのカエルを捕まえていました。)もうマルハナバチの活動の時期は終了してしまった感があります。ウトナイでセイヨウを発見したところは36号線沿いです。保護官と車に乗ってきた可能性も否定出来ないと話しておりました。苫小牧港への主要幹線ですから農作物にまぎれてとか・・・いろいろと考えられます。とりあえず保護官が気をつけて見回りをしてくださっているようですから今のところは大丈夫だと思います。これ以上はセイヨウが増えませんように・・・。

2007年09月18日

日高町S.H.さん
雨の日の多い日々です。ちょっとセイヨウが増え始め、教室の玄関に女王が入ったりしています。例年より暖かいようで、ボリボリが出ていないかな、と庭をうろうろしていてブーンという音の方をみていると、セイヨウの女王がうろうろしています。どうするのかな、と見ていたら、穴を掘っているようです。春の巣探しとちょっと雰囲気が違うので、そのまま見ていると、潜ってはバックして、土を掻き出している様子。つい30分ほど眺めてしまいました。穴はだんだん深くなっているようで、バックしてお尻の白いのが見えるのにだんだん時間がかかり、なかなか出てこなくなって観察をやめてしまいました。そのまま冬ごもりになるのかしら、それとも掘ってからも気に入らなかったら! 〡 場所を変えるのでしょうか。のぞいてみたいのですが、一人でのぞくにはもったいないような気もして、・・・。それとももっと寒くなってから、掘ってみた方がいいかしら。

2007年08月08日

七飯町E.K.さん
今、犬の散歩がてら見てきましたら、ヒマワリ(花の上)で交尾中の所を共に捕まえました。写真に撮れれば良かったんですが、携帯も持っていないしそのまま手で押さえ込んで捕まえちゃいました。勿論、見たのは初めてです。最初はヒマワリに何か長いものが付いてるのでゴミか何かだろうと思ってみたら、交尾中でした。

2007年08月02日

南幌町M.S.さん
他のハチたちは、雨模様だと動きが鈍くなりますが、セイヨウは凄い。そんな中、働いています。でも、今日の突然の強い雨に帰り時を間違えたセイヨウが花につかまりびしょぬれでいました。

2007年07月25日

東川町M.Tさん
25日(水)朝、60時頃、10分ぐらいですが東8号の遊水公園のラベンダー畑を見てきました。セイヨウが2~3頭、アカエゾが2~3頭、エゾオオが5~6頭、その他、ミツバチ??のようなハチが多数、蜜を吸っていました。散歩に来ていた近所の奥さんの話では、「今年はずいぶんセイヨウが少ないですね。東大の先生たちが来て見ていきましたよ。」とのことでした。奥さんは、毎日のように散歩をしているようで、昨年と今年の違いが分かるのだと思います。

2007年07月14日

江別市H.H.さん
5月末から付近ではセイヨウがぱったり見られなくなりました。我が家の庭の状況は、満開のタイム、エゾルリソウ、シャクナゲ、モモバギキョウ、今はミツバシャジンに在来種が訪花して飛び交っております。今日(7/146:00)付近の道端の花壇のラベンダーに在来、セイヨウオオマルハナバチが入り混じって訪花しているのを見ました。セイヨウを一匹捕獲しました。

2007年07月09日

日高町S.H.さん
我が家の庭はハナバチが一気に少なくなり、コマルの雄がうろうろする姿が見られました。いつもいるニセハイイロもほとんど目にすることがなく、今年は近くに巣を作れなかったようです。6月の末からオオマルのワーカーが時々見かけられ、セイヨウのワーカーもやってくるようになりました。今年は花の咲き方が、一気に咲いて終わってしまう感じで、ご馳走が減ると、ハナバチもあまり来てくれないようです。今は、ムラサキツユクサとホリジが魅力のようです。これからカボチャや花豆の季節になって、また在来をみることが増えると思うのですが、今までどこにいたのだろうと、不思議な気持ちになります。セイヨウの総数は昨年とあまり変わっていない。これをどう見るか。などと! 怡 いながら、ハナバチの不思議を眺めています。ハスカップは花が少ないと思っていたのですが、マルハナバチの活躍で、大粒の実がなっているとのこと、ブラックベリーはコマルの雄が頑張って、豊作の予感。

2007年06月18日

江別市K.A.さん
自宅の庭のみの観察でしたが、後半やっと冷静に観察できましたが、毎日10頭程度のマルハナバチがきていたように感じます。そのうちの3、4頭はセイヨウだった気がしますが、2頭捕獲してからは、セイヨウは2頭程度しかあらわれませんでした。なんとなく庭に来ている個体は同一の個体が毎日来ている感じで、1頭ごとに同じ場所しか周回していないように感じました。

2007年06月15日

紋別市F.Y.さん
セイヨウは、セイヨウタンポポにはくるけれど、自宅で植えている在来種タンポポ(エゾ、シロバナ、カントウ、シコタン)には見向きもしない

2007年06月12日

江別市M.M.さん
最近はオダマキ草にいるところを良く見かけますが、色は、淡いパステル系のよりも、濃い紫系によく止まっています。オダマキには結構こだわってやってきますが、止まっている時間は短いです。ねぎのほうは、結構長時間止まっているので、ねぎで捕まえたものは、上からビンをかぶせて比較的簡単に捕獲できました。我が家のオダマキは、俗に言う、西洋オダマキではなく、在来種のオダマキです。自宅敷地内でやたら見かけるので、近くに巣があるのではないかと思っています。良く見かけるときは、気温が高い日なのですが、どちらかというと、最高気温よりは最低気温が10℃以上の日が多いと思います。

2007年05月30日

遠軽町H.Y.さん
最近は少々忙しく、観察もあまりしていませんが、そんな中たまに庭で見かけるのも在来種ばかりです。セイヨウの好む花がないのかもしれませんが。とはいえ、捕虫網は準備しようかと思っております。

2007年05月25日

東川町M.Tさん
昨年は見かけなかったエゾオオマルやアカマルがきていました。

2007年05月14日

北見市T.Y.さん
センダイハギのおしべはハチが止まった2枚の花弁が開いて下から上がってくるのか、花弁がハチの重さで下がって出てくるのか?エゾオオマルの吸蜜行動写真のとおりです。エゾオオマルは花にいる滞在時間が長く、花弁が開きおしべが十分に出てから頭を突っ込み花粉を頭に付けて移動していました。それに比べてセイヨウオオマルハナバチは花弁が開きおしべが出る前に忙しく移動していました。ただし、花粉団子を付けているセイヨウオオマルは滞在時間が長く、おしべに触れている時間も十分にあるようでした。盗蜜により、滞在時間が短くなることで繁殖に悪い状況になっているように思います。滞在時間を計ってみたら次のようでした。セイヨウオオマルハナバチ 平均滞在時間3A  秒、エゾオオマルハナバチ 平均滞在時間6.7秒。サンプル数が少ないので極端なところは切り捨てました。ゆっくりとした動き、暢気とも思えるエゾオオマルハナバチじゃなければできないことがあることに感動しました。エゾオオマルハナバチの時間がセンダイハギとの数千年数万年の歴史が作り上げた時間であり、調和とバランスが生み出した生物多様性の奥深さに改めて感動しました。

2007年05月08日

紋別市F.Y.さん
(セイヨウの行動は)朝9時頃までと夕方16時過ぎは食事。日中は巣探しのように見える

2007年05月03日

旭川市N.Cさん
3週間ほど前から3~5匹ほど見かけています。尻尾が真っ白でないように思えますので捕獲しませんでしたが、我が家のラベンダーが咲くころには毎日捕獲しきれない数のセイヨーオオマルハナバチが飛来します。昨年は捕獲資料を送ろうと思いましたが、昨今はデジカメのためフィルムケースも無く捕獲数も多すぎるため補虫網のまま踏みつけ捨ててましたが、何か良い方法が協力したいと思いますのでお知らせください。1日中捕獲していたら100匹以上になりますよ。

2007年04月30日

旭川市K.T.さん
男山でエゾエンゴサクにエゾアカマルの女王がいました。しばらく見ていましたら、吸蜜の直後日中の暑い日射しを避けて、エンゴサクの葉陰にじっとしていました。

2007年04月22日

東川町M.T.さん
今日メンバー4人でキトウシにカタクリを見に行きました。そうしてびっくり!カタクリとエンゴサク、福寿草が同時に咲いていましたが大きなハチが5,6頭飛んでいたんです。黄色い襟巻きが見えたので持っていた携帯用の網で捕まえたところ、お尻がくすんだ茶色なので違うと思いましたがとりあえず捕ってきて調べたところまさしくエゾオオマルハナバチでした。すぐに放しましたが彼らは結構とんでいましたよ。
旭川市T.I.さん
男山自然公園での開花種は福寿草、エゾエンゴサク、カタクリ、キクザキイチゲ。マルハナバチの行動:エゾオオマルとアカマルはエゾエンゴサクのみに訪花、捕獲したセイヨウはエゾエンゴサク・カタクリ、咲いている花、何でも訪花していました。すごい生き方ですね。帰宅後15:00頃、自宅でエゾオオマルハナバチ1頭確認。その後、投票所への途中でエゾオオマルハナバチ1頭 マルハナバチの活動は始まりました。

2007年04月17日

恵庭市K.I.さん
6月4日和光小学校の運動会の日、上空を通過したセイヨウがカエデの周りを回ったあと、競技を終えた児童の首筋にとまりました。競技中なので、私達が乱入していくワケにもいかず、黙って見ているしかありませんでした。本人もまわりもハチに気づかなかったため、セイヨウは一分以上とまっていました。吸汁行動だったのかもしれませんね。

2007年04月14日

七飯町E.K.さん
女王の訪れる花は僕が見たところ、桜とムクゲが多かったです。秋の新女王は殆どムクゲの花粉が着いていましたので(終わり頃、コスモスの花で多くの働き蜂を捕まえましたが、この時は殆ど女王はいませんでしたから)。